クレジットカードの基礎知識

クレジットカードの限度額とは?一時引き上げ・増額する方法も解説

クレジットカードで支払いをするときに、限度額に達してしまい、決済ができなくなった経験はありませんか?

キャッシュレス化が進み、クレジットカードを使用する機会が一段と増えたことによって、限度額に達してしまうケースが多くなっています。

そこで今回は「限度額の基礎知識」「限度額を上げる方法」「限度額を超えていないのに使えない場合の原因と対処法」などをご紹介します。

いざというときに限度額をオーバーしてしまい、クレジットカードが使えなくなって慌てる事態にならないためにも、ぜひ参考にしてみてくださいね。

クレジットカードの限度額とは

そもそも限度額とは、「クレジットカードをいくらまで利用できるか」を意味する言葉です。「利用限度額」とも言われ、総利用可能額から、分割払いや毎月の引き落としを引いた金額が表示されます。

この金額は、クレジットカードの利用状況に応じて、日々変動します。その月に使える上限金額というわけではないので注意が必要です。

またクレジットカードの限度額は、以下の4種類に分かれています。

限度額はどのように決まる?

クレジットカードの最初の限度額は、申し込み書類に記入した内容が審査されて決まります。それぞれの限度額が決まる基準は、以下の通りです。

ショッピング総利用枠は、クレジットカード会社ごとに決定されます。一般的に、学生は社会人よりも、限度額が低く設定されやすいようです。

一方キャッシング枠は、借入総額が他社利用分と合わせて年収の3分の1を超えない範囲に制限されます。そのため、複数のクレジットカード会社でカードを作っても、キャッシングの利用総額を増やすことはできません。

またリボ払いやボーナス払いは、高額な買い物をするときに利用することが多いでしょう。しかし上限の金額は、自身の収入に応じて定められているため、注意が必要です。

自分のカードの限度額を確認する方法

自分が持っているクレジットカードの限度額を知るためにも、週に1回ほど、カードの利用状況を確認するのがおすすめです。

そうすれば、クレジットカードの利用金額をコントロールしやすくなります。また、どうしてもクレジットカードを使いたいタイミングに、限度額がいっぱいで使えないという事態を防ぐこともできるでしょう。

クレジットカードの限度額を確認する方法は、クレジットカード会社によって異なります。一般的には、以下の方法でチェックできるので、参考にしてみてください。

クレジットカードの上限を増枠するには?

決済方法やライフスタイルの変化などに合わせて、限度額を増額(増枠)すれば、クレジットカードをより便利に使えます。あるいは、旅行・引っ越し・入院などのイレギュラーな出費が発生して、「今月だけ増やしたい」という場合もあるでしょう。

クレジットカード限度額の増額(増枠)には、継続して増額する方法と、一時的に増額する方法があります。それぞれ申し込み方法や、審査基準が異なるので注意しましょう。

ここでは、クレジットカードを増枠するケースについて紹介しながら、手続き方法や増額までの流れを説明します。

1、クレジットカード会社に増額(増枠)を申請する

クレジットカード限度額を引き上げたい場合は、クレジットカード会社のコールセンターや、Webサイトで手続きします。勤務先に変更がある場合は、増額の申し込みを行う前に変更手続きを済ませましょう。

その後、クレジットカード会社が支払い能力について審査を行い、問題ないと判断されれば増額が認められます。審査結果が出るまでは、数日間~数週間ほどかかるので、余裕を持って手続きするのがおすすめです。

ちなみに手続きは、電話やオンラインで完了する場合と、郵送で書類を提出しなければならない場合があります。

2、一時的な増額(増枠)を申請する

海外旅行・引っ越し・手術・入院などは、数万~数十万円の出費になることも多いでしょう。その場合は、一時的にクレジットカードを増額(増枠)することも可能です。

増額(増枠)の手続きは、継続的な増額申請と同じように、クレジットカード会社のコールセンターやWebサイトで行います。ただし、継続的な申請と区別して手続きをするようにしてください。

基本的に、一時的な増額申請の審査基準は甘く、継続的な増額申請よりも承認されやすいと言われています。また審査にかかる日数も、継続的な増額申請より短いことが多く、早ければ当日に結果がわかる場合もあるようです。

3、クレジットカードのランクを上げる

手持ちのクレジットカードがノーマルカードの場合、ランクを上げることで、クレジットカードの限度額を増やすこともできます。

一般的には、ノーマルカードよりもゴールドカードの方が、限度額は高く設定されています。ただし、クレジットカードのランクを上げる際には、上位のカード発行基準に合致しているかどうかの審査が必要です。

特に年収が以前より上がった人などは、ノーマルカードの限度額を引き上げるよりも、ランクアップすることをおすすめします。

4、クレジットカードを複数枚持つ

ショッピング総利用枠やショッピング割賦利用可能枠は、クレジットカード会社ごとに上限が設定されています。なので、複数のクレジットカード会社でカードを発行すれば、トータルで使える金額を増やせるでしょう。

しかし、クレジットカード会社によって還元されるポイントの種類が異なります。そのため、ポイントを効率よく貯めにくいなど、デメリットが出てくることもあります。

特に共通ポイントではなく、クレジットカード会社の独自ポイントの場合は、注意が必要です。クレジットカードを分散することによって、キャッシュバック可能金額・景品交換可能金額を貯めるまで、時間がかかってしまうでしょう。

また、所有するクレジットカードの枚数が多いほど、利用金額の管理が難しくなります。うっかり使いすぎてしまう可能性もあるため、注意しながら利用してください。

5、自動的に増額(増枠)されることもある

自分で申請していない場合でも、利用限度額が勝手に上がるケースもあります。

これはクレジットカード利用者の信用性が上がり、クレジットカード会社の基準によって、自動的に引き上げられたことが理由です。

具体的には、クレジットカード利用歴が長い場合・過去に支払いの延滞などがなかった場合・年収が上がった場合などが当てはまります。

自動的に利用限度額を上げるためには、利用実績を重ねてクレジットカード会社から信頼されることが重要です。

クレジットカードの上限を減枠することはできる?

クレジットカードの限度額が増枠されれば、うっかり使いすぎてしまうリスクも増えます。またクレジットカードを不正利用された場合、被害が大きくなる可能性も出てくるでしょう。

そのため、クレジットカードの限度額が上がることに、不安を覚える人も少なくありません。この場合は、限度額を引き下げることも可能です。

減額の手続きは、クレジットカード会社のコールセンターやWebサイトなどで行います。審査の期間がないので、申請すればすぐに反映されるでしょう。

減額する前に補償の内容も見ておこう

クレジットカードの限度額を引き下げるのは簡単ですが、それに伴うデメリットもあります。

たとえば限度額を下げた後に、大きな出費があった場合、困ってしまう可能性が出てきます。

また、クレジットカードを不正利用されたときに補償される制度もあるため、不正利用のリスクを恐れすぎる必要もないでしょう。

そのため、クレジットカード限度額の減額を手続きする前に、クレジットカードの保険や補償内容を確認しておくと安心ですよ。

限度額を超えてないのにカードが使えない!原因と対応は?

利用限度額を超えていないにもかかわらず、クレジットカードが使えなくなるケースも存在します。その場合は、クレジットカード自体にトラブルが生じている可能性もあるでしょう。

ここでは限度額を超過していないにもかかわらず、クレジットカードが使えなくなる原因を5つ紹介します。

対応方法についてもまとめているので、参考にしてみてください。

1、カードの有効期限が切れている

クレジットカードの表面には、有効期限が表示されています。「有効期限 MONTH/YEAR」という刻印があり、MONTHは月、YEARは年です。

たとえば、「03/25」とある場合、そのクレジットカードの有効期限は、2025年3月になります。

一般的にクレジットカードは自動更新され、期限が切れる前に新しいカードが書留で郵送されてきます。

クレジットカードの有効期限が切れている場合は、新しいカード、または不在票が届いていないかを確認しましょう。

2、カード利用代金を支払っていない・延滞している

クレジットカードの利用代金を、銀行口座から引き落としにしている場合、残高不足になっている可能性もあります。メールやハガキなどで通知が来るので、確認してみると良いでしょう。

この場合、再引き落とし日を設けてもらえるケースもあれば、クレジットカード会社が指定する銀行口座に振り込まなければならないケースもあります。

いずれにせよ、期限までに入金しなければ、延滞になってしまうので注意が必要です。利用代金の支払いを、クレジットカード会社が確認するまで、そのカードは使えません。

3、誤った暗証番号を入力している

クレジットカードを利用するときには、暗証番号を入力します。その際に、誤った番号を一定回数入力すると、クレジットカードがロックされてしまいます。

ロックされた場合、クレジットカード会社のコールセンターに連絡して、暗証番号再設定の手続きが必要です。

クレジットカード会社によっては、Webサイトで手続きできる場合もあります。

4、磁気ストライプ・ICチップの不良

クレジットカードには、カードリーダーで読み込むための磁気ストライプや、ICチップが搭載されています。

しかし、使い方・使用環境・使用年数などによって、磁気ストライプやICチップの不具合が発生すると、有効なクレジットカードでも使えなくなってしまうでしょう。

この場合、クレジットカード会社のコールセンターやWebサイトのサポート窓口に連絡し、再発行の手続きを行います。

有効期限が近いクレジットカードの場合、新しいカードが送られてくるのを待つのも、方法の1つです。

5、店側の端末故障・端末操作ミス

店舗に設置しているカードリーダー端末が故障している場合や、店員の端末操作ミスにより、使えるはずのクレジットカードが使えない場合もあります。

そのようなときは、どのようなエラーが出ているのか、確認してもらいましょう。

端末故障の場合でも、POSレジであれば、カード番号を手入力して使える可能性もあります。

新人の店員などで、操作ミスが考えられるケースは、ベテラン店員を呼んでもらうことで解決できるでしょう。

まとめ

クレジットカードの増額(増枠)することで得られるメリットは次の3つです。

クレジットカードでは、継続的な増額の申請と、一時的な増額の申請ができます。必要に応じて、増額の種類を選ぶと良いでしょう。

また増額の申し込みだけでなく、ランクアップをしたり他社のカードを持ったりしても、利用金額を増やせます。

ただしキャッシング枠は、カードを何枚作っても増えないので注意しましょう。計画的に、快適なクレジットカードライフを楽しんでください。