クレジットカードの基礎知識

クレジットカードのメリット・デメリットは?仕組みや使用する注意点を解説

近年のキャッシュレス化により、さまざまな場面で必要になった「クレジットカード」。

クレジットカードを持っている人は84%と言われており、平均保有枚数は1人あたり3.2枚(※1)と、数字の面でもキャッシュレス化が進んでいることがわかります。

この記事では、これからクレジットカードを作る方や、メリット・デメリットを知りたいという方に向けて、次の内容をご紹介します。

クレジットカードは便利な反面、デメリットや注意しなければならないことがいくつかあります。

それぞれ詳しく紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。

※1 参照:JCB「クレジットカードに関する総合調査」

そもそもクレジットカードとは?仕組みを簡単に説明!

そもそもクレジットカードの仕組みは、どのようになっているのでしょうか。

私たちが街中やネット上で、クレジットカードを使用して物やサービスを購入すると、お店側はクレジットカード会社から、カードの利用者が購入した代金を受け取ります。

そして月1回、クレジットカードの合算料金を、クレジットカード会社が請求するという流れになっています。

クレジットカード会社は、販売者から手数料を取り、その料金が利益になるのです。

  • 利用者のメリット:現金を使わずスムーズに買い物ができる。
  • 店舗のメリット:クレジットカードを利用できることによる売上損失の回避ができ、売上も管理しやすくなる。
  • クレジットカード会社のメリット:利益を得ることができる。

このように、お互いにとってメリットがある仕組みになっています。

この仕組みでは、クレジットカード利用者の購入代金を、クレジットカード会社が一時的に立替えることになります。

そのため、クレジットカードを作る際は、きちんと支払いをしてくれるかという信用性が重要となり、審査に通った人のみ発行できるようになっているのです。

クレジットカードを持つ11個のメリット

クレジットカードを持つメリットは、たくさんあります。

それぞれ詳しく説明していきます。

気になる項目があれば、チェックしてみてください。

1、クレジットカードのポイントが貯まる

クレジットカードを使用して買い物するだけで、規定の還元率に基づきポイントが貯まります。

還元率はカードの種類によって異なりますが、一般的なカードでも利用代金の「0.5〜1%」のポイントがつきます。

お店のポイントカードと組み合わせて、ポイントの二重取りも可能です。

また、ポイント分が現金会計よりお得になるだけでなく、カードの種類によっては加盟店で利用すると、割引を受けられることもあります。

2、手持ちがなくても買い物ができる

いざ買い物しようとしたら『財布に手持ちがなかった』という経験はありませんか?

わざわざ銀行までお金を下ろしに行くのって面倒ですよね。

でもそんな時、クレジットカードを持っていれば、その場でお会計ができます。

ATMでお金を下ろすと手数料がかかる場合もありますが、カードを持っていればお金を下ろすことが減るので、手数料分も節約できてお得です。

3、お会計がスムーズになる

クレジットカードを使用したお会計は、現金を使用したお会計よりも約8秒も早く済むとい言われています。

さらに、クレジットカードをスマートフォンに登録して使用する「QUICPay」などを活用すると、もっと早くお会計が可能です。

特に急いでいる時は、クレジットカード決済を利用することで、時間に余裕を持つことができるでしょう。

4、傷害保険が付帯されている

クレジットカードには、国内旅行や海外旅行中に起こった災害や事故、携行品損害などに対して補償してくれる「傷害保険」が付帯しているケースがあります。

旅行や出張などで起きたトラブルを幅広く補償してくれるので、旅行を頻繁に行う方にとっては大きなメリットになるでしょう。

ただし傷害保険の有無や内容は、クレジットカードの種類によって異なるので、注意が必要です。

5、分割払いやリボ払いを利用できる

クレジットカードで支払いをすることで、分割払いやリボ払いが選択できます。

特に金額の大きな買い物をする際に、分割払いやリボ払いは役立ちます。

ただし、分割払いは2回までなら手数料は無料ですが、それ以上の回数やリボ払いで支払うと、手数料がかかります。支払い総額は、手数料の分大きくなるので注意しましょう。

6、クレジットヒストリーを積める

クレジットカードの料金を、支払い期限どおりにきちんと払い続けることで、クレジットヒストリー(クレヒス)を積むことができます。

クレジットヒストリーとは「この人はきちんと支払いを期限内にしてくれる」という信用情報のことです。

このクレジットヒストリーを積み重ねることで信用が上がり、ローンを組んだり、発行難易度が高いクレジットカードの審査に通りやすくなるなど、さまざまなメリットがあります。

しかし、支払い期限を守らないと反対に信用が落ち、ローンやクレジットカードの審査に影響することがあるので、注意しましょう。

7、光熱費や家賃、携帯料金などの払い忘れを防げる

光熱費や家賃、携帯電話料金などの固定費も、クレジットカードで支払いができます。

固定費をクレジットカード払いで登録しておけば、うっかり払い忘れてしまうことを防げるのでおすすめです。

また、光熱費や家賃、携帯代の支払いもポイントは貯まります。毎月クレジットカードで支払いをすれば、長い目で見たときにかなりのポイントが貯まりますよ。

8、海外旅行で便利

クレジットカードは海外旅行でも役立ちます。

ちなみに海外旅行向きのサービスが充実しているかどうかは、カードの種類によります。

旅行をすることが多い方は、旅行向きのクレジットカードを選ぶと良いでしょう。

9、盗難保険が利用できる

「クレジットカードは盗まれたり、悪用されたりしやすいのでは?」と不安に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、クレジットカードには盗難保険がついています。

盗難保険は、クレジットカードを紛失したり盗難にあったりした後でも、ある一定の期間で不正利用と認められた損害が補償されるというものです。

現金の場合は無くしてしまうと、戻ってくることがほとんどないので、リスク回避の部分でもクレジットカードはおすすめです。

10、支出を管理しやすくなる

クレジットカードで支払いをまとめることで、支出の管理をしやすくなるというメリットもあります。

現金払いだと、レシートの束などで管理しますが、クレジットカード払いだとネットやアプリ上でまとめて明細が見られるので、管理が楽になります。

11、いざという時にキャッシングを利用できる

クレジットカードには、キャッシング機能があります。

キャッシングとは簡単にいうと、クレジットカードで現金を借りれるサービスのことです。

海外でもこのキャッシングのサービスが使えるので、いざ現金が必要になったときに便利です。

もちろん『借金』ということになるので、金利はかかります。使い過ぎには注意するようにしましょう。

クレジットカードを持つ5個のデメリット

クレジットカードを持つことで期待できるメリットについて紹介しましたが、ここからは反対にデメリットを紹介します。

それぞれ詳しく紹介していくので、メリットだけでなく、デメリットもきちんと理解しておきましょう。

1、年会費がかかる

すべてのクレジットカードではありませんが、多くのクレジットカードは年会費が必要です。

クレジットカードにはランクがあり、シルバー(スタンダード)→ゴールド→プラチナ→ブラックという順に年会費が高くなる傾向にあります。

また、年会費が高いクレジットカードほど、サービスが充実していることが多いです。

ただ決済ができれば良いというのであれば、まずは年会費無料のクレジットカードから選ぶのがおすすめです。

2、ついつい使い過ぎてしまう

クレジットカードを使用している方からよく『クレジットカードは現金よりもお金を使いすぎてしまう』という声が聞かれます。

これはクレジットカードが後払いのため、現金が減らず、その分お金を使った感覚が鈍るからでしょう。

使いすぎが不安な方は、上限を予め設定しておくか、連動したアプリを使用して管理するのがおすすめです。

3、分割払いやリボ払いの手数料に注意

クレジットカードのメリットで、分割払いやリボ払いが使えると紹介しました。分割払いやリボ払いは便利でメリットですが、デメリットにもなり得るのです。

分割払いやリボ払いは、カード会社にお金を長期間立て替えてもらっており、いわゆる借金をしている状態です。

そのため、当然手数料が利用代金に上乗せされてしまいます。(分割払いは2回までは手数料が無料)

無駄遣いしないためにも、特別な買い物をするときだけに限定するのがおすすめです。

4、クレジットカードが使えない店舗もある

近年クレカ決済の普及率が上がってきていますが、個人経営や老舗などまだ対応していないお店もあります。

クレジットカードが使えるものだと思って現金を持たずに行ったら、カードが使えずにお会計ができないという状況になる可能性もあるので注意しましょう。

また、お店によってはMasterCardには対応してるけど、JCBには対応していないというケースもあります。

不安な方は、入店の前にどのクレジットカードに対応しているかを、ネット上で確認しておきましょう。

5、利用履歴の反映が遅い

クレジットカードは店舗で使用した後、Web明細に使用状況が反映されますが、この反映にはタイムラグがあります。

そのため、どれくらいの額を使ったかをタイムリーに確認することができないのです。

後から使用額が上乗せされるのを忘れずに、使い過ぎにはご注意ください。

クレジットカードを使用する際の注意点

クレジットカードは便利ですが、使用する際には注意点があります。

大きなトラブルに巻き込まれてしまう恐れもあるので、ここで紹介する3つの内容には注意しましょう。

1、支払い期限を厳守する

クレジットカードの支払い期限は、必ず守るようにしましょう。

先ほども紹介したように、クレジットカードの支払い状況は信用情報機関に信用情報として登録されます。

支払い期限をきちんと守れば信用が上がりますが、守らないと反対に信用が落ちてしまいます。

するとローンを組めなくなったり、賃貸の審査に通らなくなったり、さまざまな弊害が出てきてしまうので注意しましょう。

2、利用明細をこまめにチェックする

利用明細をこまめにチェックすることで、カードの不正利用に素早く気付くことができます。

カードには不正利用に対する補償サービスがついていますが、補償の期限が過ぎたあとに気づいても、補償サービスは利用できません。

日頃から利用明細をチェックすることで、補償の期間を過ぎることが防げますし、今までどれくらい使ったかを逐一確認することができるため、使い過ぎの防止も期待できます。

3、クレジットカードを貸さない

クレジットカードは、例え家族や恋人、友人であっても、貸す行為を禁止されています。

それが理由でトラブルになっても、カード会社は個人間の問題として補償してくれません。

また、カードの暗証番号についても同様で、他の人には教えないようにしましょう。暗証番号が入力された不正利用に関しては、カード会社は補償してくれません。

【タイプ別】おすすめのクレジットカードは?

いざクレジットカードを作ろうと思っても、種類が多いので、どれを選んだらよいかわからない方も多いと思います。

迷ってしまった方は、クレジットカードの目的にあわせて選ぶのがおすすめです。

今回は、こちらのタイプ別でおすすめのクレジットカードを選びました。

ぜひ参考にしてみてください!

還元率が高い「オリコカード THE POINT」

年会費無料
ポイントの種類オリコポイント
ポイント還元率1%~
国際ブランドMastercard、JCB
電子マネーiD、QUICPay

「オリコカード THE POINT」は、とにかくお得に使いたいという方におすすめのクレジットカードです。

ポイント還元率は、通常1.0%〜と高く、さらに入会後6ヶ月間は無条件で2.0%にアップします。

また、AmazonやYahoo!ショッピングでの買い物も、オリコモールを経由するだけで2.0%還元となり、高還元率のクレジットカードです。

年会費も永年無料なので、ムダなくポイントを貯めることができるでしょう。

付帯サービスが充実している「アメリカン・エキスプレス・カード」

年会費7,700円(税込)~
ポイントの種類メンバーシップ・リワード
ポイント還元率0.33%~
国際ブランドAmerican Express
電子マネー
クリックで付帯サービスを表示する
  • 空港ラウンジ
  • 手荷物無料宅配サービス
  • エアポート送迎サービス
  • プライオリティ・パス
  • 空港クロークサービス
  • 無料ポーター サービス
  • 海外用レンタル携帯電話特別割引
  • 空港パーキング
  • コットンクラブ優待
  • 新国立劇場優待
  • チケット・アクセス
  • 海外サポートデスク

付帯サービスの充実度でクレジットカードを選ぶなら、「アメリカン・エキスプレス・カード」をおすすめします。

年会費は13,200円(税込)とスタンダードカードとしては割高ですが、付帯サービスが非常に充実しています。

他のゴールドカードやプラチナカードにも、見劣らない充実度になっています。

日本国内・海外共にステータスが高く、かっこいいクレジットカードを持ちたい方にもおすすめです。

発行スピードが早い「エポスカード」

年会費無料
ポイントの種類エポスポイント
ポイント還元率0.5%
国際ブランドVISA
電子マネー楽天Edy

とにかく早くクレジットカードを作りたいという方におすすめなのが、「エポスカード」です。最短では、当日発行も可能となります。

また、発行が早いだけでなく、さまざまなサービスが充実しているのも人気のポイント。

・海外旅行傷害保険
・加盟している飲食店・遊園地・レンタカー・カラオケ・美容室などで割引
・ETCカード無料

マルイグループが発行しているカードなので、マルコとマルオの7日間で10%割引になるなど、主婦や学生さんにも人気です。

ネットショッピングをよく使う方におすすめの「楽天カード」

年会費無料
ポイントの種類楽天ポイント
ポイント還元率1%
国際ブランドMastercard、VISA、JCB、American Express
電子マネー楽天Edy

ネットショッピングをよく利用するする方には、11年連続顧客満足度第1位を獲得している「楽天カード」をおすすめします。

楽天市場で楽天カードを利用して決済すると、3.0%のポイントがつきます。貯まった楽天ポイントは、楽天市場での買い物に充てることも可能です。

また、楽天カードから楽天Edyへチャージすると、200円で1ポイント貯まり、さらに楽天Edyを買い物で使うと200円ごとに1ポイント貯まるので、ポイントの二重取りをすることができます。

審査の難易度もそこまで高くなく、主婦の方やアルバイト・パートの方、学生の方でも比較的に持ちやすくおすすめです。

【まとめ】クレジットカードのメリット・デメリットを比較

最後にもう一度、クレジットカードを持つメリット・デメリットをおさらいしましょう。

このようにクレジットカードは便利な反面、デメリットもあり、きちんと理解しておかないと思わぬトラブルに巻き込まれてしまう可能性もあります。

クレジットカードを作ろうと思っている方は、「【タイプ別】おすすめのクレジットカードは?」のところで紹介したクレジットカードをチェックしてみてください。

充実したキャッシュレス生活を送りましょう!