クレジットカードの基礎知識

クレジットカードは2枚持ちがお得!メリットやおすすめカード、選び方を紹介

「空港ラウンジが無料で使えない」「買い物したのにポイントが付かない」など、別のクレジットカードを持っていたらよかったと感じる機会は意外にたくさんあるもの。

キャッシュレス決済が普及するなか、複数のクレジットカードを上手に使いこなしている人も増えています。そこで、この記事では2枚目以降のクレジットカードを検討している人に向けて情報をまとめました。

2枚目のクレジットカードを作って、便利にお得に使いこなしましょう。

クレジットカードは複数枚持つのがおすすめ

一般社団法人日本クレジット協会が発表した2020年3月末時点による調査によると、日本における成人のクレジットカード所有枚数の平均は2.8枚でした。

キャッシュレス決済は国が利用を推進している背景もあり、クレジットカード活用の場もますます広がっていくのでしょう。それとともに複数のクレジットカードを使い分ける必要性も増してきます。

カードを複数枚持つときのメリット・デメリット

そもそも複数のクレジットカードを持つと、どのようなメリットがあるのでしょうか。多くの人はメインとサブで最低でも2枚のクレジットカードを所有し、目的に合わせて効率的に活用しています。カードを複数枚持つ大きなメリットは以下の通りです。

  • それぞれのカードのいいとこ取りができる
  • 不正利用や紛失のリスクを分散できる
  • ランクの高いクレジットカードを持てる可能性が広がる

それでは、それぞれの内容について、次項から詳しく紹介していきます。

それぞれのカードのいいとこ取りができる

一番のメリットはそれぞれのカードのいいとこ取りができる点です。

「いいところ取り」ができる組み合わせはクレジットカードによって異なります。大きく分けると、ライフイベントや海外旅行などの特別な日と普段の生活の2つシーンで使い分けるのが基本です。

たとえば、海外旅行保険や海外サポート、不正利用トラブルなどに強いプロパーカード(JCBやアメリカン・エキスプレスなど国際ブランドが発行しているカード)は、特別な日用のサブカードに適しています。

一方、日常的によく使うスーパーやガソリンスタンド、ネットショップでポイント還元率が高い提携カード(イオンカードやセゾンカード、楽天カードなど)は、普段使いにぴったりのメインカードです。2枚持っておけば、大抵の場面で便利に使い分けできるでしょう。

不正利用や紛失があったときの予備として使える

海外でクレジットカードを紛失した際は、バックアップ用として最低でももう1枚持っておいたほうが安心です。審査や滞在先に届くまでは、ある程度時間がかかってしまいます。海外での緊急発行に対応していないクレジットカードもあるので、このような場合には、2枚目のクレジットカードが必要になります。

審査が通りやすくなりランクの高いカードが持てる可能性がある

クレジットカードを作るときに行われる審査では、金融機関が共有している利用履歴が参照されます。そこに支払いの滞納・未納の記録などがなければ、信用してもらいやすくなります。特に同じクレジットカード会社では審査がスムーズに進む傾向にあるようです。

収入など他の条件も関係しますが、2枚目以降ではランクが高いクレジットカードの審査に通りやすくなる傾向があります。

複数枚のクレジットカードを持つデメリット(注意点)

2枚目以上のクレジットカードを作る際は、デメリット(注意点)もあります。

カードの利用状況の管理が大変になる

クレジットカードの利用状況は、多くの場合インターネットで手軽に閲覧できます。一般的な使い方においては、2~3枚で負担に感じることはないでしょう。しかし、枚数が多い場合や利用回数が多い場合は、不正利用にしばらく気づかないなどのリスクが増えてしまいます。

紛失、盗難されたときに気づきにくい

普段使わないクレジットカードを所有していると、紛失や盗難に気づかないこともあります。特に「誕生日にもらえるポイント狙い」「数年に一度の海外旅行用」などの理由で気軽に2枚目のクレジットカードを作ってしまうと、カードそのものの存在を忘れてしまうことがあるので注意が必要です。

短期間で何枚も同時に申し込むと審査に通りにくくなる

短期間で何枚も同時に申し込むと、キャンペーンのポイントだけをもらおうとしているなどと思われるリスクがあります。同時期に作るのではなく最低でも半年程度は期間を空けましょう。

また、複数のクレジットカードのショッピング枠の限度額の合計は、将来借金になる可能性がある金額として扱われることがあります。そのため、住宅ローンなど違う種類の融資が受けにくくなることにもあります。クレジットカードを作るタイミングには十分注意することが必要です。

2枚目に持つカードの選び方

2枚目以降のクレジットカード選びの基本は、メインカードとサブカードの使い分けを具体的に考えて決めることです。ここでは

  • 国際ブランド
  • 付帯サービスやポイントの特徴の違い
  • 年会費

の3つのポイントを解説します。

同じ国際ブランドは避ける

日本でよく選ばれている国際ブランドは、Visa、マスターカード、JCBの3つです。ランクが高いカードのなかではアメリカン・エキスプレスやダイナースなどの人気があります。それぞれ、利用できる店舗や利用しやすいエリアが違っているので、同じ国際ブランドは避けるのが基本です。

大型のスーパーや大手ネットショッピングでしか使わないなどの場合は、同じブランドでも問題ありません。しかし、違う会社のブランドを選んでおけば、普段と違うシーンで使うときのバックアップになります。

特徴の違うカードの組み合わせで選ぶ

「ポイント還元率が高い」「付帯保険が充実している」「魅力的な特典・優待がある」など、クレジットカードの特徴で選ぶのもおすすめの方法です。たとえば、銀行系で信頼性の高い三井住友カード(三井住友銀行)は重要な振り込み関係で使い、ヨドバシカメラでポイント還元率が高いゴールドポイントカードは、家電の買物用のカードとして利用するなどが考えられます。

また、ポイント還元率が高いクレジットカード同士でも、使う店舗や交通機関などで使い分ければ2枚目のクレジットカードにすることもできます。たとえば、近所のイオン系列のお店ではイオンカードを使い、楽天でネットショッピングをする際は楽天カードを使うなどして、それぞれお得にポイントを貯めることもできます。

年間のコストで選ぶ

1枚は年会費無料のクレジットカード、2枚目は年会費が発生するものの高機能・高待遇のクレジットカードを選ぶという方法もあります。

このような使い分けをする時によくあるパターンは、1枚目を年会費無料でポイント還元率が高い提携カードにすることです。2枚目はステータスが高く、手厚い特典・優待が受けられるアメリカン・エキスプレス・カードやダイナースクラブカードなどのプロパーカードを選びます。

提携カードとプロパーカードは、もともと住み分けがはっきりしているので、自動的にバランスのよい組み合わせになりやすいのが特徴です。

2枚目におすすめのクレジットカードは?

ここからは、2枚目のクレジットカードのおすすめを具体的に紹介します。国際ブランドや特徴、年会費などを検討してタイプの違うカードの組み合わせを決めたら、より詳細な情報をチェックしていきましょう。

ビックカメラSuicaカード

 

年会費524円(税込)(初年度無料)
ポイントの種類ビックポイント、JRE POINT
ポイント還元率実質1%(ビックポイント0.5%+JRE POINT0.5%)~
国際ブランドVisa
電子マネーSuica

ビックカメラSuicaカードは、定期券や国内旅行、出張などでポイントを貯めたい人、ビックカメラやソフマップ、コジマなどの家電量販店をよく利用する人におすすめです。

ビックカメラSuicaカードが人気の理由は、ポイント還元率の高さです。通常の利用でも1%と還元率が高いうえ、SuicaのチャージとJR東日本の特急券購入では1.5%(JRE POINT)、ビックカメラで商品を購入すると10%(ビックポイント)が付きます。

リクルートカード

 

年会費無料
ポイントの種類リクルートポイント
ポイント還元率1.2%
国際ブランドVisa、Mastercard、JCB
電子マネーなし

リクルートカードは年会費無料のなかでは業界最高水準である1.2%のポイント還元率で人気のクレジットカードです。

リクルートカードの特徴は、電子マネーへのチャージでも1.2%のポイント還元が受けられることです。クレジットカード自体に電子マネー機能はありませんが、楽天Edy、モバイルSuica、SMART ICOKAなどのスマホアプリにチャージして使えます。

リクルートカードは、特定のお店やサービスは決まっていないけれど、できるだけ多くのポイントを年会費無料で貯めたい人におすすめです。

エポスカード

 

年会費無料
ポイントの種類エポスポイント
ポイント還元率0.5%
国際ブランドVisa
電子マネーなし

エポスカードは大学生や若者向けの特典が充実しているクレジットカードです。

全国の飲食店、居酒屋、遊園地、カラオケ、美容院などが「エポスカードの10大特典」としてラインナップされており、恋人や友人と遊ぶときに、割引や入場券などのお得な特典を受けられます。アクティブに街で過ごすことが多い人におすすめのカードです。

楽天カード

 

年会費無料
ポイントの種類楽天ポイント
ポイント還元率1%~
国際ブランドVisa、Mastercard、JCB、アメリカン・エキスプレス
電子マネー楽天Edy

楽天カードは、その名のとおり楽天ユーザーに特にメリットが大きいクレジットカードです。楽天カードを持っているだけでもさまざまなポイントアップや特典が適用されることが特徴です。

ネットショッピングや楽天トラベル、楽天証券、楽天マガジン、楽天銀行など、ヘビーユーザーになるほどポイントが貯まりやすい仕組みになっています。

学生や主婦なども審査が通りやすい年会費無料のクレジットカードなので、不正利用や紛失があったときの予備やポイント獲得用として比較的簡単に作れます。

イオンカード(WAON一体型)

 

年会費無料
ポイントの種類ときめきポイント
ポイント還元率0.5%~
国際ブランドVisa、Mastercard、JCB
電子マネーWAON

イオンやビブレ、マックスバリュなどのイオン系列店が近くにあるなら、2枚目のクレジットカードにイオンカードを検討してはどうでしょうか。通常の2倍のポイント(1%)が付くため、日常的にポイントを貯められます。

20日、30日はイオン系列店でイオンカードで決済をすれば5%オフになるため、まとめ買いがお得です。

さらに、多くの商品が5~10%OFFになる「バースデーパスポート」や毎月もらえる「サンキューパスポート」など、うれしいクーポンも充実しています。WAONも使えるので、電子マネー一体型のクレジットカードが欲しい人にもおすすめです。

まとめ

ポイント還元や特典などのいいところ取りができることやリスクヘッジになるなどの理由で、ほとんどの人が2枚以上のクレジットカードを持っています。

2枚目のクレジットカードを選ぶ際は、メインカードとサブカードで使い分けられるものを選ぶことがおすすめです。国際ブランドや特徴、年会費などでタイプの異なるカードを選び、ポイント還元率やよく使うお店で使えるか、特典は充実しているかなどの詳細をチェックしましょう。

2枚目のクレジットカードを上手に選べば、便利でお得なメリットがたくさん得られます。ぜひこの機会に、新たなクレジットカードを検討してみてくださいね。